2015/11/03

本屋さんなどでよく棚が作られている「このマンガがすごい!」ランキングの2015年2位になった作品。
発売三ヶ月で25万部を突破し、現在は累計で200万部を突破した人気急上昇のファンタジー作品です。
若干のネタバレを含みます。最小限に留めているつもりですが、ご購入予定の方はご注意ください。
主人公のチセは親に捨てられ、ついには人身売買で買われる身となる。
そのチセを買ったのは人ならざる化物、魔法使いの「エリアス・エインズワース」だった。
チセは子どもの頃から妖精や怪異のような「人ならざるもの」が視えてしまい、そのせいで親戚にも煙たがられた。
そのため、自らその身を人買いに委ねたのだが、自分が「夜の愛し仔(スレイ・ベガ)」と呼ばれる珍しい存在であることが「人ならざるもの」を引き付ける原因であることを知る。
それゆえ、高額で取引されているところをエリアスに買われた。
エリアスはチセを魔法使いの弟子として育てると同時に、「お嫁さん」になってもらうために買ったのであった。
幼いころから怪異に触れてきたものの、まったく知識のないチセは様々なことをエリアスや、知り合いの魔術師たちから教わることになる。
「スレイ・ベガ」が具体的にどういったものなのかを身を持って体験したり、魔法使いや魔術師との違いについても触れていくことになる。
また、妖精のほかにもドラゴンを間近に見たり、その最期を見ることで魔法の世界に深く染まっていくことになる。
エリアスと共に、教会から頼まれた様々なおつかいをこなしていく。
エリアスは魔法使いの中でも異端な存在の為か教会から目をつけられていて、自由行動を認めさせる代わりにたまに依頼を引き受けていた。
チセは依頼(おつかい)のために訪れた先々で、人や異界のものたちのエピソードに関わり、「スレイ・ベガ」としての性質が影響していく。
そんな中、猫の国に向かったチセはその国の湖にある「澱み」を浄化することを任される。
浄化を始めた矢先に突然現れた人物に捕まり・・・
第二巻へ続く・・・
今回は「マックガーデン 魔法使いの嫁 1巻 ヤマザキコレ」でした。
第二巻もお楽しみに。