2015/11/03

ブッダ、いわゆるお釈迦様の教えは仏教、または宗教に馴染みのない方にとってはとても難しく感じるものかもしれません。
実際、私は仏教の教えという言葉に対しては気難しく感じてしまいます。
しかし、本当のところはこんなにもシンプルでわかりやすいものなんだよ、と教えてくれるのがこの本です。
数千年に渡り人々の心に残ってきた言葉をわかりやすく解説してくれています。
人生において、大切なのは何か。
他人はもちろん、自分自身だって大切にしてあげなくてはいけません。
幸せに日々を送るためのヒントが書いてあります。
ブッダの言葉の本質は「思いやり」であると、この本では言っています。
人へのやさしい思いやり。
自分自身への思いやり。
世の中や貧しい人、恵まれない人への思いやりです。
日々を生きていくうえで、そんな風には思えない、となってしまう状況や辛い思いをすることもあると思います。
そんな時に「発想の転換」を行ってほしい。そうすればその時の不快な気持ちはスーッと消えていきます。
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いつも前向きに生きていくにはどうしたらよいでしょうか。
まず、人生には大切にすべき4つの事柄があります。
- 怠けて暮らしてはいけません
- 悪い考えを抱いてはなりません
- 心配事を増やしてはいけません
- 愚かな行いに、なじんではいけません
幸運な人生を歩むのも、不幸に生きていくのもすべてあなた次第です。
人生はあなたが普段、どのようなことを考え、行っていくかで決まっていきます。
つまり、自由自在なのです。
「どうせいいことなんか起こらない」と思っているのなら、まずはその「間違った考え」を捨てることから始めましょう。
あなたは、あなたが思うよりもずっと期待できる人間です。
「自分はけっしてダメなんかじゃない」ということに気づきましょう。
愚痴やネガティブな話題が出てもそれに同調しないようにしましょう。
人間というのはネガティブな方向に引っ張られやすい生き物です。
だからこそ、意識的に「良いもの」に目を向ける必要があります。
良い言葉だけを聞くようにして、良い言葉を話すように心がけましょう。
しかし、ここで注意しなければならないことがあるともいっています。
それは、
甘い言葉が良い言葉とは限らないということです。
賢い人は、自分の欠点をしっかり指摘してくれる人を大切にします。
愚かな人は、その言葉に腹を立てて遠ざけます。
あなたはそういった人をどのように扱っていますか?
そういった人たちにこそ、感謝をしましょう。
心の中で感謝するだけでも自分の人生に変化が起きますよ。
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不幸だと感じた時にすべきこと
人はどうしても他人と比較してしまいます。
どちらがより評価されているか。
どちらがより幸せであるか。
こうして、他人と自分を比べられずにはいられないのが人間の性です。
それを無理矢理やめろとはいいません。
重要なのは「他人に負けている」と感じた時にどうするかです。
どんなに悔しくて怒りたくなることがあっても、そのネガティブな感情のまま行動すれば決して幸せな結果は招きません。
そんなときこそ、悔しさを「もっと頑張ろう」というポジティブなエネルギーに変えましょう。
夢を叶える人
「自分がなすべきことがあるならば、断固としてそれを実行しなさい。それが願いを叶える唯一の方法です。」
夢を叶える人が決してしない事、それは言い訳をすることです。
「○○さえあればできたのに・・・」というように行動しない言い訳を考えてしまう人は夢を叶えられません。
そういった人は自分に自信がないのです。あなたはもっとできる人です。
考えて行動ができないならば、何も考えずにとりあえず行動を起こしてしまうことが重要です。
高齢になってからでも「遅すぎた」と言わず、行動を起こす人はいます。
「今」がいつだって動き出すときです。
子どもにバカにされる人
口では良い事を言っていても、それを実行しない人は運命を切り開けません。
子育て事情でもよく聞きますが、子どもがいうことを聞かないといった話があります。
本をたくさん読みなさい、勉強をたくさんしなさい。
こう言っている親が本を読まない、勉強しないでは子どもは当然やるわけありません。
仕事においても部下にやらせてばかりで仕事をしない上司は尊敬されませんし、信頼もされません。
それどころかバカにされる一方です。
有言実行の人になること。それが尊敬され、信頼される一番の方法です。
「怒らない!」ストレスを捨てれば、劇的に毎日がうまくいく!
怒りはよい知恵を遠ざけます。
怒るようなことが起きた時こそ、怒鳴る前に最善の方法を模索することが先決です。
時間を有効に使うためにも、クリアな頭でその時の最善手を考えなければいけません。
怒る以上の不幸はこの世に存在しないということを理解しましょう。
怒りに心を乱されることほど不幸なことはありません。
怒りや後悔のあまり、自分が怖い顔をしていると思ったらニコッと笑ってみましょう。
そこから自体は好転するはずです。
怒鳴らない。
そして悪口を言われても気にしない、ということが非常に大切です。
恨みの念を抱いても良い事はありません。
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まだまだたくさんのことが記されていますが、自分の心をコントロールすることの重要さが多いように思いました。
ポジティブに気持ちを保ち、自分も他人も大切にする。
怒りをコントロールして、けっして怒鳴らない。
考えてみれば当たり前な事なのかもしれませんが、自分を振り返ってみるとそんな当たり前のことができてないようにも思います。
これらのことは応用的に様々なことに使えますから、悩みや迷いを持っている方は是非一度、手に取ってみてください。
205ページほどで、ぎっしりと文字が詰まっている訳ではないので、きっと読みやすいと思います。