2015/11/03

このサイトでもいくつか触れてきた本がありますが、共通していえることは「我々はもっと自信と謙虚さを両立させていかねばならない」ということでしょう。
人は基本的には悲観的になりやすく、一度そうなってしまうとネガティブな方向へ突き進んでしまいます。
なので、もっと自分を信じて行動することを心がけるべきなのです。
同時にその自信が間違ったものでないようにするためにも、謙虚である心を持ち合わせなければ本当の意味で成功できません。
一見、矛盾しているように感じることもあるかもしれませんが、それがそうでないことをこの本は教えてくれます。
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この事柄に限らず、「本当にそうなのかな?」と疑問を持つことは多いと思います。
説明だけされていても実感が多少は伴わないと、納得できないのもよくわかります。
私は本に書いてある内容は鵜呑みにしすぎないように心がけているので、尚更その傾向は強いかもしれません。
しかし、そんな私でもこの本の内容は受け入れしやすかったように思います。
それというのも、実際に内容を実行している、誰もが知っている有名人の方々がその時々で話した言葉とセットで解説がなされているからです。
それも54というたくさんの名言と共に述べられているので、すんなりと頭に入ってくる方も多いかもしれません。
この本では大きく分けて20の原則に基づいて書かれています。
我々がいかに自分に対して自信を持つべきか、そして秘められている潜在能力を引き出すためにはどうすべきかの心がけが書かれています。
私たちは全力を出しているように自分で思っていても、実はまったく出せていません。
ですから本気の気持ちに対して結果が付いてこなくても、足りない部分が出てきてしまうのです。
とてももったいないですよね。あなたは本気なのに。
その足りない部分を意識を変え、本当の意味で全力を出すことによって補える、とこの本では述べられています。
いったいどのようにして?それは原則に基づいた意識に変えていくことで変えていけます。
意識が変われば当然、行動も細かく変わっていきます。
デザイナーさんや職人さんたちにとって、「1mmの違いは大きな違い」と言います。
そのたった1mmが全体に大きく影響を及ぼしてしまうのです。
それは我々の意識も同じではないでしょうか?
人によっては、うまくいっていない原因がそもそもわかっていないことも多くあると思います。
そんな方にとっても重要な、この本では自分の問題に対する発見の仕方も記述されています。
人それぞれで抱えている問題は違います。
しかし、根本的な問題の発見の仕方や解決へ向かう方法というものにはそれほど違いがありません。
まずここに意識を向けましょう。簡単にいってしまえばできないと思わないことが大切です。
「もし自分にできることをすべてしたなら、人はみな自分のすごさに驚くに違いない」
トーマス・エジソン
アメリカの偉大な発明王・エジソンの言葉です。作中に引用されています。
自分たちにはもっとできることが多いはずなのに、自分でブレーキをかけてしまっているようです。
そして、ブレーキをかけることを止めたら、自分の能力を活用していくことが大切です。
ここで私を勇気づけてくれたのは、「物事を成功させるのに才能はまったく関係ない」と断言されていることです。
才能があっても意識がきちんと正しい方向に向いていなければ何の意味もなく、また同時に才能がないことは悲観することではないということです。
14章:拒絶をはねのけるということ
14章では拒絶をはねのけることについて書かれています。
これは否定されたことによって、それに心を痛ませ、行動できなくなってしまうことに対し、意識を変えることでむしろ否定は歓迎すべきことと考えられるようにする術が述べてあります。
実際に多くの成功者たちは否定を受け続けてもそれに屈する事なく努力したおかげで今の成功があると言っています。
なにかを言われて心が傷ついているのなら、この章は特に読んでいただきたいところです。
「眠っている可能性に火をともせ!」
この本の帯にかかれている言葉です。
自分の能力や行動を制限してしまっているのは自分自身です。
潜在能力の解き放ち方を覚えたら、明日からきっと違ってくるはずです。
自然と行動が変わってくれば結果も異なるものになるでしょう。
今の現状に悩んでいるなら、まず小さい事から始めてみるのも大切です。
大きくなくても構わないので、成功体験を積み重ねましょう。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。